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Q  騒音の測定について③
      周波数重み付け特性(周波数補正特性)とは?

 音の測定には可聴周波数範囲の「音圧レベル」の絶対測定が必要ですが、耳の感度は周波数によって異なり、

   単に音圧の実効値をとっただけでは聴覚的な音の大きさを表すことはできません。
 騒音計には、ヒトの耳の感覚に近い評価ができるよう、

   音圧にヒトの耳の感覚に近似させた周波数重み付けをした特性 (A特性)が備えられており、

   この周波数重み付け特性Aで測定したものを「騒音レベル」といいます。
 騒音計には、騒音の測定に用いられる「A特性」の他、衝撃音の測定に用いられる「C特性」、

   重み付けしない特性で、 「音圧レベル」(物理量)の測定に用いられる「Z(FLAT)特性」があります。

Q  騒音の測定について④
       時間重み付け特性とは?

 時間重み付け特性には、速い動特性(Fast:125ms)と遅い動特性(Slow:1s)があり、

  Fast特性は耳の時間応答に近似させたもので、通常、騒音の測定に使用します。
  Slow特性は突発的な異常音の影響を抑え、変動する騒音の平均レベルを示すもので、

  新幹線騒音や航空機騒音などは Slowで測定した騒音レベルの値をもとに環境基準が定められています。

 

 

 

Q 騒音の測定について⑤
   騒音検査を省略できる場合とは?

 測定結果が著しく基準値を下回る場合(窓閉め時45dB以下、窓開け時50dB以下)は、

 以後、内外の騒音環境に変化がなければ、次回からの検査を省略できるとされています。
 蛙やセミの声しか聞こえてこないような地域では、騒音検査は省略されているようですが、

   伊丹では、空港が近いことから、騒音検査は毎回、必須検査としています。

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